たじの独り言

ゆるい感じで。

TRUEさんのワンマンに初めて行ったお話

新年あけましておめでとうございます(激遅)。本当に年が明けて2021年を生きているのか怪しい、そんなご時世ですがいかがお過ごしでしょうか。面白い挨拶も枕詞も出てこないので早速本題に入りますが、念願のTRUEさんのワンマンライブ行って感動したお話をしたいと思います。

 

アニサマやユーフォの定期演奏会など、生で観る(聴く)機会は結構あったんですが、ワンマンは今回やっとチケットを取ることができたので初めてでございます。久しぶりに東京まで足を運びました。

そして、2021年ライブ初め。f:id:meigenusuke6:20210119215442j:image

 

初めてワンマンに足を運んで、

 

 

◎圧倒的歌唱力と表現力

◎TRUE(唐沢美帆)さんの人間的な魅力

◎綿密に考えこまれたセットリスト

 

 

この3つがTRUEさんのライブにおいて柱になっていると感じました。

 

 

 

◎圧倒的歌唱力と表現力

 やはり『TRUE』といえば第一に歌唱力が凄い。バラードからミドルテンポ、アップテンポの全ての楽曲、乱れることなく『TRUE』の歌声で歌い切っていてとにかく聴いていて気持ち良すぎます…

 

 また、声量が凄い。

 

 僕の座席が1階20後半列1番で、遠いし音響の角度的に音が聞こえにくい場所でしたが、びっくりするぐらい音がデカかったので、多分スピーカーの前にいた人たちは耳やられるレベルで最高にライブって感じの音です。

 自分で楽曲制作しているのもあって、ライブアレンジや曲の盛り上がるポイントが完璧に仕上がっていて聴いてて楽しいです。

 

 そして、表現力

 

 例えるなら全身が1つの楽器のような、体全体を使って声を絞り出してる。そんなイメージ… ステージ全体を余すことなく使っていて、ステージから客席は遠いのにとても近くで歌っているみたいに『TRUE』の世界に惹きこまれていきます… 色々なライブに行くけどこれは初めての感覚で感動しました。

 

 あと、無駄な演出がなかったのが良かったです。

 音を聴かせたいという強い意志を感じました。唯一あった演出が、劇場版ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンを彷彿とさせる「WILL」から「未来のひとへ」のフィナーレで羽が降ってくるというものでした。強烈に印象に残ったのと同時に、作品への愛をこれ以上ないほどに感じて目頭が熱くなりました。

 

 

◎TRUE(唐沢美帆)さんの人間的な魅力

 僕は意外とライブでMCを重要視しています。FC会員の人みたいに、よっぽどそのアーティストさんの事を好きじゃないとラジオとか出演しているメディアを追わないだろうし、楽曲を通してだけでしかそのアーティストを見たことがない人も沢山いるという認識でいます。

 

 会場で初めて楽曲以外のアーティストの姿を見る人も少なくない訳で、話してる姿というのは思ってる以上にライブの動向を左右するものだと思います。(謎目線)

メリハリをつけるために緩いトークだったり、笑わせるようなトークを挟んだりするアーティストもいれば、敢えてMCを全く入れないアーティストもいて、それも含めてライブの魅力なのかなと。

 

 そんなTRUEさんのMCは、コロナ渦で会場へ行かないことを選択した人たちを傷つけず、会場に来てくれた人への感謝を述べていて、曲間ではかかわってきたアニメ作品への想いや愛を言葉にしていました。人間的にも大きな魅力を持ったアーティストだと知れて、その分楽曲も特別な気持ちで聴くことができました。これだけ言葉を紡ぐのが上手な人だからこそ、素敵な歌詞をたくさん生み出せるんだなと納得できたライブにもなりました。

 

 

◎綿密に考えこまれたセットリスト

  やはり1曲目にバラードから入る公演は珍しいし攻めてるなという印象でした。また、セットリストが起承転結で分かれていて考え込まれているのがとても感じられます。

 

起「物語の導入、オープニング」

1.黎明

2.Lonely Queen`s Liberation Party

3.Another colony

4.終わりたい世界

5.名前のない空腹

6.Dear answer

 1/14に発売されたStorytellerのcp曲、『黎明』から開幕。まさかの2曲目に3rdリードトラック、『Lonely Queen`s Liberation Party』を持ってくるびっくりな構成でした。

黎明は夜明けを意味し、LQLPは孤独な女王の自由を求める歌。コロナ渦で歌うことを制限されてしまった状態(夜)が明け、『TRUE』が解放を願う、といった始まり。

『終わりたい世界』Dear answerもそういった昨今の情勢に対しての意味合いを持った選曲になっていると感じました。

 その中でもやはり『Another colony』は鳥肌モノでした。最後に「~負けちゃいけない」という歌詞を伸ばして終わるんですが、文字で表すと

 

 

負けちゃいけなァァァァァァぁあぁぁあぁあぁあああああぁぁああああああああああああああああああィ」って感じでした。(急にめちゃ雑)

サブスクで聴いてみてもかなり伸ばして終わってるんですが本当に1.5倍は長い。凄いを通り越して笑みが零れますよ。。。

 

 

承「起の続き、物語の変化」

7.ステラ

8.memento

9.Sincerely

 このバラードパートは圧巻でした。『ステラ』、『memento』はステージ中央に座りながらの歌唱でしたが、声がどこまでも伸びていくようで、それでもって包み込まれるような優しい歌声で幸せでした…

 しかし、一番強烈だったのは『Sincerely』。オレンジのライトがTRUEさんを照らし、1サビアレンジから歌い始めます。このライブアレンジと直前のMCが良すぎて涙ぐんでる人を沢山見ました… 

 この3曲はそれぞれの大切な人への想いが綴られた楽曲になっていて、ファンとTRUEさんとの関係性を思わせるような感動的なパートにもなっていたと思います。

 

 

転「物語の転機、クライマックス」

10.Blast!

11.分身

12.次の僕へ

13.サウンドスケープ

 言わずもがなこの曲の並びを見たらヤバさが伝わると思います。壮大なバラードの次は感動的な雰囲気が尾を引いてしまい、選曲が難しいのですがBlast!で空気感を一新。曲名に相応しい"鳴り響く音"で観客の動きが爆発します。

2サビ最後の

「限られた時間のなか
君と刻む 今
真っ直ぐに向き合えている
それが嬉しい

Can you hear my voice?
Blasting the sound!

ここが強烈に印象に残っています。生ライブという限られた時間を楽しめて嬉しいという歌詞のニュアンスも宛ら、太字のとこはオーディエンスが叫ぶ箇所なのですが、声出せない(コロナの影響)のでTRUEさんが全部力強く歌い切っていて震えました。

Blast!が終わるとすぐ会場が赤いライトに包まれ、『分身』がスタート。ここでTRUE楽曲屈指のキラーチューンで感情のジェットコースターなセトリに会場は揺れに揺れます。

そして、「Wherever we go」の合図で『次の僕へ』に繋がります。一気に駆け抜けていくのと、ここはテンション上がりすぎて正直記憶が無い... マジで聴いて欲しいです。

このパート最後の楽曲、サウンドスケープ。もう多くは語りません。特別になりたい。この曲本当に飛ぶポイント多すぎて...

『分身』から『次の僕へ』が過去の自分との決別、そして次の自分へ進んでいくという強いメッセージ性を持っているのと同時に完璧な繋ぎでファンは震えた箇所なのではないかと思います。また、響け!ユーフォニアムの楽曲2曲を起承転結の「転」に持ってくるのもこのライブのキーポイントだったのかなと。

 

 

結「物語の結び、フィナーレ」

14.WILL

15.未来のひとへ

En1.BUTTERFLY EFFECTOR

En2.Stolyteller

En3.DREAM SOLISTER

 劇場版ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンのエンドロール宛らの『WILL』から『未来のひとへ』のフィナーレで羽が降ってくる演出には涙を流す人が沢山いました。直前のMCで「この作品が何年も愛されて、未来へと語り継がれるものに違いない」と言い切り、「ここに居るみんなが支えてね」というメッセージも1作品ファンとして感動的な場面でした。

アンコールは『BUTTERFUY EFFECTER』からスタート。アップテンポな曲調で忘れられがちですがこの曲も歌詞がめちゃ良い...

『Storyteller』、皆さん聴きましたでしょうか?まだリリースされて間も無いですが、個人的にはライブ定番曲だなと確信しました。新曲が出る度に求められてる物、求められてる以上の物を生み出していくTRUEさんの凄さ。

最後はDREAM SOLISTER。恐らくこれまででこの楽曲を1回も歌ってないライブは無いはずです。TRUEさんと言えばこの楽曲。

 

「La La La La La 君の声 聴かせて欲しいよ
La La La La La 終わらない音楽は 続いてゆく」

 

声が出せない観客に対して、「君の声 聴かせて欲しいよ」と歌うTRUEさんの声は少し涙ぐんでいて心に響きました。しかし、「終わらない音楽は続いていく」と、力強く最後まで歌い上げ、また次の場所で音楽しようとメッセージを残しライブは終了。最高のボルテージで幕を閉じ喪失感があると思いきや、観客にまた次のライブがあると楽しみや希望を残してくれたので

とても救われました。

 

 

 コロナ渦で歌うことを制限されてしまった状  態(夜)が明け、終わりたい世界から『TRUE』が解放を願う。

沢山の作品と愛に触れ、大切な存在へ想いを伝える。

塞ぎ込んでしまいそうだった過去の自分との決別、そして次の僕へ。

過去から現在、そして未来のひとへ。音楽は続いていく。

 

 

 

『TRUE Live Sound! vol.4 ~Progress~』、タイトルの「Progress」に沿った素晴らしい公演でした。

 

 

 

 TRUEというアーティストを生で見たことがある人は『歌が上手い』というイメージを持つ、と言い切れる程に凄いので本当にワンマン行ってみてほしいです。僕自身もまだまだ生で聴きたい楽曲がたくさんあるし、声だし有になったりセルフカバーだったりが楽しみなので、また会場に足を運ぼうと思います。

 

 

 11月23日、TRUE LIVE Sound! vol.5 ~Acceleration~も行きたい!

チケットちゃんと取れるといいな。それでは。

 

※ティザー映像

https://youtu.be/MHyPHQc6CME

ちょっとだけ聴けます🙌

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※見逃し配信
1月31日(日)23:59 まで
http://true-singer.com/contents/389749