たじの独り言

ゆるい感じで。

3回のFLASHとアーティスト内田真礼の革命

 

内田真礼でよかった~!!!!!!!”

最後の最後に振り絞った彼女の言葉が忘れられない。

 

7.3 UCHIDA MAAYA LIVE 2021 FLASH FLASH FLASH

参加してきました。

色々感想を忘備録の代わりにブログに書いていこうと思いますが、今回は楽曲ごとの感想というより、FLASH FLASH FLASH

がどういうライブだったのか、何がこれまでと違って凄かったのかについて述べていきたいと思います。

 

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まず、今思えば今回のライブで伏線だったのかなと感じたのが、『FLASH FLASH FLASH』というライブタイトルでした。

 

過去の主なライブタイトルは、

1st LIVE『Hello,1st contact!』⇒Hello,1st contact!

2nd LIVE『Smiling Spiral』⇒Smiling Spiral

Summer LIVE『+INTERSECT♡SUMMER+』⇒+INTERSECT+

New year LIVE『take you take me BUDOKAN!!』⇒take you take me BANDWAGON

1st LIVE TOUR 2018『Magic Number TOUR』⇒Magic Hour

Zepp Tour 2019 『we are here』⇒you are here

 

 

今回のライブタイトルは、

LIVE 2021『FLASH FLASH FLASH』⇒ストロボメモリー

 

今回のタイトルは曲名(アルバム名)からそのまま引っ張ってこなかった。

 

 

 何が言いたいかというと、

 

アーティスト活動7周年のこのタイミング、1年半ワンマンが空いたこのタイミングで変化を入れてきたということです。

 

 じゃあ、FLASH FLASH FLASH』は何が具体的にこれまでと違ったのか。

 

大きく分けて3つ、

 

・セットリストの組み方、構成

・ダンスを強く取り入れた演出

・ストリングス(MAAYA quartet)

 

だと思います。

特に上二つは違いが顕著に表れていました。

 

 

何故、わざわざ『FLASH FLASH FLASH』というタイトルにしたのか。

 

 

何故、内田真礼のライブの概念を敢えてこのタイミングでぶち壊し、新たな可能性を自ら示したのか。

 

 

3つのFLASHについて、そしてアーティスト内田真礼の革命について感じたことを綴っていきます。

 

 

 

・セットリストの組み方、構成

 これまでのセットリストは、最初に盛り上げるゾーン、次にかわいい系ゾーン、バラード、ミドルテンポ曲、ラストスパート盛り上がる曲、最後に歌う定番曲が大まかな流れとしてあったと思います。(わからない人は調べてみてください)

 

 

今回のセットリストはどうだったでしょうか?

 

 キミ行きEXPRESSから波乗りキャリーオン、

youthful beatiful -y0c1e Remix- からmagic hour、

 ギミー!レボリューションから創傷イノセンス

Hello, future contact!から共鳴レゾンデートル

 

これらはMC等を挟まずの繋ぎでした。

こうゆう曲の繋ぎ方はこれまでなかったと思います。(実際聴いてみて)

 

 

これまでと違って曲調にこだわり分けて組むのではなく、序盤、中盤、終盤とストーリー性のある構成だったように感じました。

 

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内田真礼 Official STAFF様より引用

 

(以下、序盤、中盤、終盤の分け方・捉え方は多分人によって分かれるので個人の感想程度に読んでください🙇‍♂️)

 

 

序盤:1~7曲目(ノーシナリオからカナリア)までが1つ目の『FLASH

まず、一曲目がバラード寄りのノーシナリオからスタート。これも曲調という視点から考えるとこれまでになかった入り方だったと思います。

しかし日程的にも、ちょうど一年前の無くなってしまったライブを間違いなく意識しているので、一曲目ノーシナリオ以外はあり得なかったのかと。

物語的に、中止になってしまった横浜アリーナの影響で「トラウマ」になってしまった『ノーシナリオ』を最初に入れることでメッセージ性を強く持たせています。

 

衣装もこの1曲目だけ青のベールを纏っていて、恐らく去年横アリで歌っていたであろう姿の表現だったと思います。

 

そして、次にResonant Heart世界が形失くしてもと続く。

ガラリと曲調が変わり、衣装も白を基調とする、"THE 内田真礼"といったものに。

ここから時系列は横アリが中止になった少し後。目標や信念を見失いかけてるが、必死に前を向こうとする主人公が見えます。

 

キミ行きEXPRESS、波乗りキャリーオン、Agitatoという流れで進んでいきます。ここはウェーブやダンサー4人体制など、演出の兼ね合いでセトリに組まれてるのもあると思いますが、Zeppツアーの記憶を辿ってる表現なのかなとも感じました。

 

そして今回のライブのキーとなる、カナリア』。

会場や映像で観た人は度肝を抜かれたと思いますが、内田真礼が動きに動く。

(演出については後述)

 

この曲の歌詞はかなり荒れてて、横アリがなくなってからその傷を自分の中で消化していく心情を色濃く表しています。

 

前半で紆余曲折あり、最後の歌詞で

 

"まちがったっていいの 楽しまなきゃ
わたしが選んで 決めたNew World

自分勝手にファンタスティックな 未来が見たい
これは わたしのストーリー
誰かの理想なら、壊して"

 

"溢れた期待でどうせなら溺れたい...

責任は取れませんけれど"

 

少しやさぐれて投げやりな感じもありますが、横アリについて飲み込み、自分の道は自分で決めるという決意表明をする内田真礼が見えてくると思います。

 

 

 

中盤:8~15曲目(aventure bleuからc.o.s.m.o.s)までが2つ目の『FLASH

aventure bleu、TickTack...Bombはダンサーが居なかったり、まあやさんがステージ上段で歌ったりも含め、ストリングスが新たに加わったことを強くアピールしてたと思います。(内田真礼ライブの変化)

 

そしてBAND TIME(ストリングス含む)を挟み中盤の鍵である、youthful beatiful -y0c1e Remix-

 

衣装が変わる。初ヘッドセットでの歌唱、ダンサー6人と一緒に踊り、既存の楽曲のRemixという変化といった、これまでになかった表現方法を使う事で、困難を乗り越えて新たなアーティスト内田真礼が誕生したことを表現していました。(演出については後述とにかく圧巻でした)

 

Zeppツアーがyouthful beautifulで幕を閉じましたが、その最後の曲をRemixで変化させたという捉え方もできなくはないです。

 

 

 

一転して、ステージ中央に座ってのmagic hourが始まります。

 

後半は前方で身振り手振りを加えての歌唱で、ミュージカル作品のような空間でした。

 

"どんな時でも どんなきみでもまっすぐ見つめてるよ
途惑いの中で目と目合わせた 今は迷わないよ
怖くても もう大丈夫、わたしがいるから

すきだよ ねぇ"

 

 

新たな内田真礼は迷わず進んでいきます。

 

 

 

そして、いつか雲が晴れたならへ。

この楽曲は、コロナ禍で急に会えなくなってしまったけれど、いつか必ず会える時がまたくるというメッセージが込められてます。

 

"いつか雲が晴れたなら、
君も空も照らすんだ。"

 

アルコールインクアートをリアルタイムで映し出す映像の演出も新たなものでした。

 

 

ここから三連続での繋ぎ、

まずは、ストロボメモリー

この曲はストロボのように一瞬一瞬がフラッシュバックする記憶や思い出にフィーチャーし、それらを糧にこれからも進んで行く姿をイメージしています。

 

"君と同じ景色を見て僕が泣いてたあの日

約束しようかきっと僕らは出会えてよかった
愛だとかなんとかってやつに頼ってみたいのさ"

"今は願う未来君と見たい
そう気づいてからは速かった"

 

EJ MyGirl Fesで聴く機会がありましたが、やはり圧倒的生バンドが映える曲でした。

 

セツナRing a Bell

ストロボ(前曲)のフラッシュが刹那的であるという繋ぎ。Magic NumberTOUR、Zeppツアーでも披露されててリリースされてからかなり大事にされてる曲なので、そのライブのことも今回のライブの構想の中にあったのかもしれません。

 

"刹那 ふと手招いた光 その光とリンクして ring ring a bell"

 

 

ここまで細かい設定がライブのコンセプトにあるかは分からないですが、一応この曲の中の季節は冬ですね。

 

 

c.o.s.m.o.s

ニューイヤーライブの武道館を彷彿とさせる背景の映像や光線、ライブアレンジ。

ステージを上に動かしたり、ストリングスもダンサーも全部使った楽曲はこの曲だけだったと思います。

 

"君の元へ.. 夢に乗って

たどり着いて 夢の外へ、声探しに"

 

そのまま終盤へ。

 

 

 

終盤:15~23曲目(ハートビートシティから共鳴レゾンデートル)までが3つ目の『FLASH

中盤最後の曲c.o.s.m.o.sからマッシュアップハートビートシティにそのまま繋いで終盤へ。(ダンサーパートからの衣装チェンジ)

"僕ら今日も出会って君のその手掴んで、十億年にひとつの奇跡みたいだ"
"大袈裟だとまた笑ってよ"

"愛してる!"

 

時系列が過去から現在へ、ここからひたすらに楽しい時間。久々のワンマンで会えることが本当に奇跡みたいで...

 

まあやさんの「楽しい!!!!!」という感情が溢れ出ててる1曲でした。

 

 

Applause

"この幸せな時間が永遠に続きますように"

"最高のプロローグ、何度だって書き換えながら前に進んで行こう"

 

クラップが練習ほぼ無しで、完璧に揃ってたことに勝手に感動してました。

上の歌詞も言い換えるなら「思い出更新」です。

 

 

ギミー!レボリューション

"アタラシイ革命の予感"

"目覚めてく わたし達だけのカタチ"

"そうキミがキミである 存在が語るミラクル"

 

 

ここから革命が、

 

 

ギミー!からのまさかの創傷イノセンス

これまでだとSmiling Spiralかバンドワゴンなどの流れでしたがここで闇堕ち。

 

 

"私の道は私が決める"

 

 

カナリアと重なる決意表明。

最後にもう1回"Are you ready to countdown?"内田真礼の変化、革命への準備はできた?と言わんばかりのドヤ顔

 

 

 

MCを挟み、Step to Next Star!!で本編が終了。

 

"立ち止まったとき 未来から呼ばれて
手を伸ばしたら 星がみえたよ 色づく世界"

 

"失ってくものを数えないで 涙落ちる場所も 星になる"

 

"頑張る理由がきみだとわかった
これからも いつまでもそうありたい
笑顔の理由が わたしだといいな
離さないで いかないで
さよならは言わないよ
また次の星で会おう
思い出を更新していこう"

 

色々なことを乗り越えて辿り着いた最高の時間が終わってしまう寂しさを感じながらも、次のライブやイベントで必ず会える、さよならは言わないよというメッセージ。

 

ひたすら泣かないように歌うまあやさんが印象的でした。

 

 

👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏

 

 

そしてアンコール。

1曲目はノーシナリオのCP曲、『Love for All Stars』。

この曲も横アリを強く意識した楽曲ですが、アンコール1曲目という大事な所に持ってきています。

 

"星が煌めきを失ったなら、この歌を目印にしてね"

 

"忘れないからこの瞬間を

少しは立派になれたかな?
重なる記憶、繋がる笑顔、夢が続く合図だよ"

 

"思い出はまた愛で満たされ、次の星に続いてく"

 

Hello,future contact!

イントロが流れた瞬間、

 

「あ、ライブが終わってしまう。」

 

と心の中で思ってしまうほどの最後の定番曲。

ですが、どの曲も「また会おうね」というメッセージが込められた楽曲なので不思議と悲しくならないですね。

「思い出更新」というフレーズに救われてるなと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、いいライブだったn(ry共鳴レゾンデートル。」

 

 

ハロコンの後に共鳴レゾンデートル、誰が予想できたでしょうか?

 

 

着席ライブでしたが、ケツが浮いたことだけは報告しときます。

 

 

"革命を待つつもりとかない だから 私から仕掛けなきゃ、「覚悟して?」"

 

"私は次の願いを歌う 私は次の未来を歌う
Cheap な障害なんかじゃ止められはしない"

 

"今、確かに共鳴した

私が欲しがってる真実未来
どこかにある必ずある、だからまだまだ止まれない"

 

最後の最後に内田真礼のライブの概念を完全にぶち壊していった共鳴レゾンデートル。

 

カナリア創傷イノセンスと似て、やさぐれた投げやり感があっていい意味で大人になりきれない、エゴな部分を出して終わったのが印象的でした。

野心を前面に出してまだまだ止まらない姿勢がこれ以上なく伝わってきました。

 

 

 

 

FLASH FLASH FLASHの物語を端的にまとめると、

 

序盤 横アリの悔しさや乗り越えようとする心情

中盤 悩み抜いて生まれた新たな内田真礼の姿の体現

終盤 これからの内田真礼の革命

 

といったものだったと思います。

去年の横アリが相当悔しかったことが伝わってきたのと同時に、この1年間が決して無駄ではなく自分が変わるための1年間だったというメッセージになっていたと感じました。

 

 

自分自身の中で革命を起こし、新たなアーティスト内田真礼として再び目標へ向かっていく姿を証明してくれました。

 

 

 

 

 

 

・ダンスを強く取り入れた演出

・ストリングス(MAAYA quartet)

セットリストの組み方、構成が主に書きたかったことなのでこの2つは補足になります、ストリングスについては聴いてもらうしかないのでアーカイブや円盤化したら買ってね。

 

やはり今回のライブで印象に残った、言い換えるとフラッシュバックする演出は間違いなくダンスだったと思います。

 

キミ行きEXPRESS、aventure bleu、ハートビートシティなども振り付けが特徴的ですが、

カナリア』、『youthful beatiful -y0c1e Remix-』が圧巻でした。

 

 

カナリアは、

光の鳥籠の中から始まります。

骸骨マイクのヘッドだけを使うことによって横移動しながら、これまでになかった激しめの踊りを実現可能に。

サビでのダンサー含め5人の横移動と振り付けに魅せられました。

アーティストイメージ的に、内田真礼がこんなに踊ると思ってなかったので初見では驚きが隠せませんでした、観て。

 

 

『youthful beatiful -y0c1e Remix-』

これを会場で観れたのは本当に幸せだったなと。衣装チェンジ。ダンサーが4人から6人へ。

え、NiziUおる?

 

ヘッドセットでの歌唱によって激しめの踊りを可能に。

 

サビの音ハメ振り付け気持ちよくて、

僕の推しポイントは1サビ後千手観音から間奏縦ノリゾーン、2番でまあやさんが下手側から上手側へダンサー一人づつと踊るところです。

 

 

今後のライブで、こういったダンスを再び取り入れるのかどうかというのも面白いですね。

色々な角度からサプライズがあって、何回ライブに行っても新鮮で楽しいアーティストだなと思います。

 

 

 

総括

 

いかがだったでしょうか?

 

今回は、声出し禁止、着席のライブ。

 

内田真礼のライブの代表的な特徴、コール&レスポンスの楽しさがかなり制限された中で、

 

 

それが制限されても楽しいライブは作れる

 

そうしてこなかっただけで違う角度から攻めることもできるぞ、

 

 

といったように、ノーシナリオ以降の楽曲それぞれに役割を持たせていて、内田真礼チームからの強いメッセージを感じました。

 

 

余談ですが、

高鳴りのソルフェージュからっぽカプセル、+INTERSECT+、シンボリックビュー、Smiling Spiral、モラトリアムダンスフロア、ロマンティックダンサー、take you take me BANDWAGON...

 

思いつくだけでこれだけの切り札級の楽曲を披露してないというのも末恐ろしいなと思います。

 

 

これまでと違ったライブスタイルで示した、

3回のFLASHとアーティスト内田真礼の革命が、今回のライブの面白いところだったと思います。

 

 

最後に、

 

 

 

"内田真礼のファンで良かった〜!!!!!!!!!!"

 

 

 

 

 

 

"なんじゃそりゃ〜!!!!!!!!!!!!!!"

 

 

 

 

 

ありがとうございました!